【実施日】 令和5年8月27日(日)
【時間】 午前9時~正午
【場所】 MJG島根グラウンド(島根県松江市島根町大芦5297)
【対象】 大学・社会人・高校3年生
※大学生、社会人は所属先の同意を受けていること
※高校3年生は所属高校または保護者が参加を認めていること
【内容】 アップ、キャッチボール、フリーバッティング、フィールディング、ピッチング等
【持ち物】 参加申込書、ユニフォーム(ジャージ不可)、グラブ、帽子、スパイク
※バット、ヘルメット、捕手用防具は弊クラブのものを使用します
【申込方法】申込書・同意書記載の上、FAX(0852‐52‐6139)で申し込みください
参加申込書・同意書←ダウンロードしてお使いください
【その他】 高校3年生は、保護者または保護者から委任された方の同伴が必要です
※ご不明な点は、担当・佐藤まで、電話(三原住設工業0852‐52‐2504)またはメール
(miharajs@mx52.tiki.ne.jp)でお問い合わせください
【MJG島根‐広島ベースボールクラブ】 敗戦し、引き上げるMJG島根の選手たち
【評】
今季の目標に掲げた全日本クラブ選手権大会出場の夢は、初戦でついえた。1回と2回、犠飛と押し出しでやすやすと2点を献上。悪い流れを断ち切れず7回に4点を失い万事休す。負けられない一戦でMJG島根は、攻守に精彩を欠き完封負けを喫した。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」は、プロ野球の故野村克也さんの名言。広島ベースボールクラブとの一戦、MJG島根は負けるべくして負けた。先発投手の乱調で序盤に2失点。追う展開に攻撃陣は、3回までに出した走者は死球の一人。1回が8球、2回が6球、3回が17球と、早打ちで凡打を重ね相手投手を調子づかせ流れを渡してしまった。「いつでも打てる。負けるはずがない」チームに慢心はなかったか。6回終了時点でスコアは0‐2。次の1点がどちらに入るかが重要と思われた7回表、MJG島根は二死から8番大濵がバントヒットで出塁。続く9番森脇の3‐2からの7球目は左肩に当たりチャンスが広がったかに思えたが球審の判定はストライクで見逃し三振。その裏、4安打と2四球で一挙4点を奪われた。最終回、3安打で二死満塁と攻め立てたが得点できず0‐6の完敗。相手を上回る8安打を放ちながらも「ひっくり返す勢いがチームになかった」と梶谷ヘッドコーチ。負けられない試合で、攻守にいいとろこなく敗れたMJG島根。チームの立て直しが急がれる。
【MJG島根‐広島ベースボールクラブ】 6回表二死1塁 9番森脇 フルカウントからの7球目が左肩に当たるが判定はストライク(見逃し三振)。
【MJG島根‐倉敷ピーチジャックス】3回表 MJG島根 無死1塁・3塁、4番佐藤の右犠飛で三原(良)がホームを陥れ3ー0とする=倉敷市のマスカットスタジアムで
2回表 MJG島根 二死2塁・3塁、9番森脇がセンターへタイムリー2塁打 2-0とする
【評】第94回都市対抗野球大会岡山県・島根県一次予選が20日、マスカットスタジアム(岡山県倉敷市)で開幕。MJG島根は、1回戦で倉敷ピーチジャックスと対戦し8ー5の逆転勝利で2回戦に進出した。MJG島根は、2回表、9番森脇のタイムリー2塁打で2点を先制。3回には4番佐藤のセンターへの犠飛で1点を加え3ー0とリードを広げたが、先発・安達が、3回と4回あわせて5点を失い逆転された。追う展開となったMJG島根は6回表、ヒット5本、打者一巡の猛攻で4点を奪い7ー5と逆転に成功。8回表にも相手バッテリーのミスで1点を追加し8―5で勝利した。4回途中から登板した2番手・伊本が倉敷ピーチジャックスを無失点に押さえる好投を見せた。MJG島根は、21日の2回戦で三菱自動車倉敷オーシャンズと対戦する。
【三塁打】佐藤亮介(6回) 日向亮太(8回) 【二塁打】森脇隆太(2回) 今福晴輝(9回)
【盗塁】大濵太陽(2回)
【バッテリー】安達啓真・〇伊本圭吾ー森脇隆太
6回表 MJG島根4ー5倉敷ピーチジャックス 二死満塁 4番佐藤のタイムリー3塁打で7ー5と逆転に成功
7点目のホームを踏む三原(良)を迎える日向(8)、三島(15)、森脇(13)
「勝利を信じて戦っていました。6回の皆の集中力はすごかった」試合後、三原主将は興奮気味に話した。序盤3―0とリードしながら、逆転される嫌な展開。5回が終了しグラウンド整備が行われている間に「たったの2点。ひっくりかえせる」と味方を鼓舞した。一死後、「一球でも多く投げさせ、なんとしても出塁したかった」と8番大濵が、粘りに粘って10球目をライト前へ。ここから、9番森脇、1番日向が単打でつなぎ満塁とすると2番・三原(良)がセンターへ弾き返し4―5。なお二死満塁で4番佐藤。「スライダー狙っていました。ここで仕事をしないと…」1‐1からの3球目のスライダーをライトへ。走者一掃のタイムリー3塁打でMJG島根は7ー5と逆転に成功した。ヒット5本・打者一巡の猛攻。勝利への執念が結実した6回表の攻撃だった。
2番手伊本が6イニング無失点の好投
最後の打者を三振に仕留めるとホッとしたのか頬がゆるんだ。3―5とチームが逆転され、なおも無死1塁・2塁の場面でマウンドに登った。最初の打者を二ゴロ併殺に打ち取ると続く打者はレフトフライで得点を許さなかった。「緊張したが、変化球がよかった」と伊本。生命線は球速98㎞のカーブだ。「緩急を意識してリードしました」と捕手の森脇。120キロ台中盤のストレートとタイミングを外す“威力のある遅球“が倉敷ピーチジャックス打線を翻弄する。回を追うごとに伊本の投球は冴え8回までヒットを許さず出した走者は四死球の2人だけ。9回、先頭打者から連打を許したが、落ち着いて続く3人を手玉に取り勝利投手になった。投じた86球のほとんどがカーブとスライダー。伊本の“遅球(ちきゅう)“がMJG島根を窮地から救った。
左から三原隆総監督、三原耕平主将、能海広明副市長、佐藤亮介監督
第94回都市対抗野球の岡山県・島根県一次予選を前に、5月17日、MJG島根に松江市から球場に掲揚する市旗が貸与された。能海広明副市長から市旗を受け取った三原耕平主将は、「松江市を代表して全力で戦ってきます」と意気込みを語った。
第94回都市対抗野球の岡山県・島根県一次予選は5月19日に倉敷マスカットスタジアムで開幕。4日間にわたって5チームが中国地区予選進出をかけ二つの枠を争う。
MJG島根は19日の1回戦で、倉敷ピーチジャックスと対戦する。
5月16日三原住設工業での取材の様子 MJG島根・佐藤亮介監督(奥)とフリーライターの井上幸太さん(手前)
5月19日に開幕する都市対抗の岡山県・島根県一次予選を前に、5月16日、松江市のフリーライター井上幸太さんが三原住設工業を訪れ佐藤亮介監督が取材を受けた。井上さんは、FM山陰で毎週木曜日の18:30~18:55まで生放送の「V‐airスポーツウィークリーCHEER UP山陰!」のパーソナリティーを務め山陰地域に根差した情報を発信。「佐藤監督が開星高校時代に放った本塁打を鮮明に覚えている」と話すなどアマチュア野球に造詣が深い。井上さんは、MJG島根の沿革や今年のチームの特長などを佐藤監督にインタビュー。18日の番組で紹介される。
MJG島根‐日鉄ステンレス1-8(7回コールド) 試合後スタンドに挨拶するMJG島根の選手たち
【評】
第52回JABA徳山(スポニチ)大会(津田恒実メモリアルスタジアム・山口県周南市)の2回戦が5月1日に行われ、MJG島根は、社会人野球の日鉄ステンレス(山口県光市)と対戦し1-8(7回コールドゲーム)で敗れた。MJG島根は、先発・安達、2番手・伊本の乱調(8四死球)に加え、打線も中盤まで相手投手陣に抑えられ7回表に三原(耕)の適時打で1点を返すにとどまった。
【失策】森脇(2回)【暴投】安達(1回)
【バッテリー】●安達、伊本‐森脇
MJG島根‐日鉄ステンレス MJG島根は7回表、一死1塁・3塁から三原(耕)の中前適時打で1点を返し1-8とする。
「社会人チーム相手にクラブチームとしてどれだけ戦えるのか楽しみです」試合前に話した三原主将。しかし、試合は味方投手陣が前日とは打って変わって大乱調。序盤から失点を重ね試合を完全に支配されてしまった。打線も相手投手陣に沈黙する中、2回にチーム初安打となる右前打、5回に中前打、そして7回にも中前にはじき返しランナーをホームに迎え入れた。主将としてチームの意地を見せる3安打だった。
予想外の展開だった。前日好投を見せた投手陣が8四死球と大乱調。適時打が加わり大量失点のコールド負けに「野球にならん。社会人チーム相手に実力を発揮できず負けるのが一番悔しい(三原総監督)」は当然だ。選手の悔しさはそれ以上だろう。今季ここまで無敗できたMJG島根だが、今大会の2試合を通じてあらたな課題を突き付けられる格好となった。「自分たちの野球をとことんやるだけだ」試合後の三原総監督の言葉をチームとしてどれだけ実践できるか。目標の全国大会出場(全国クラブ選手権大会)に向け新規まき直しだ。
MJG島根-宮崎福祉医療カレッジ MJG島根は2回表、二死満塁から2番三原(良)が左中間にタイムリー三塁打を放ち3‐2と逆転に成功 ハイタッチを交わす三原(良)(写真右)とコーチャーの三原(耕)(写真左)
【評】
第52回JABA徳山(スポニチ)大会が4月30日、山口県周南市の津田恒実メモリアルスタジアムで開幕した。MJG島根は、1回戦で宮崎福祉医療カレッジを4対3で振り切り初戦を突破した。
MJG島根は、失策が失点に絡むなど2点を先制されたが、2回表二死満塁で2番三原(良)の左中間適時3塁打で3‐2と逆転に成功した。5回裏に追いつかれたが、8回表一死3塁で1番日向の左翼線適時2塁打で逆転し4₋3で逃げ切った。2回から登板した三角が5イニング1失点と好投。3番手安達も7回からの3イニングを無失点に抑えた。
【三塁打】三原(良)・(2回)森脇(8回)【二塁打】日向(8回)【盗塁】神田(1回)・日向(8回)【失策】三島(1回)・今福(3回)
【バッテリー】伊本・三角・〇安達ー森脇
初回の好機を逃した後の守備で失策も絡み2点を先制された悪い流れを三原(良)のバットが断ち切った。
「ここで得点できないとマズイ」二死満塁の初球から積極的にバットを振った。「真っすぐ狙いだったが打ったのはスライダー」打球は風にも乗り左中間を深々と破り3人の走者が次々にホームベースを踏んだ。「これまでだとズルズルといっていたケース」と梶谷ヘッドコーチ。流れを取り戻す価値ある一打を3塁ベース上で主将で弟の三原(耕)と喜んだ。
炎のストッパーとして活躍した津田恒実さんの信条は「弱気は最大の敵」。津田さんの名を冠する球場で三角が強気の投球を披露した。先発伊本の不調で2回からのスクランブル登板となったが「いつでも行くつもりだった」と落ち着いたマウンド捌きで相手打線に立ち向かった。「真っすぐが走っていた」と5イニングで5三振を奪い、そのたびにマウンド上で吠えた。5回裏の守備で3塁ベースカバーを怠った直後にタイムリーヒットを許し同点とされる。この回でマウンドを降りる予定だったが「もう1回いかせてほしい」と首脳陣に直訴。打者3人を14球で料理した。「この試合のMVPは三角です」と梶谷ヘッドコーチ。津田さんのストレートには及ぶべくもないが、魂を込めた投球が勝利を手繰り寄せたことは間違いない。
チームのリードオフマン・日向の一打が勝負を決めた。試合の流れを読む能力と勝負どころをわきまえる能力に長けている。3、4打席と左投手相手にチャンスで凡退。前の回から右投手に代わりストレートに絞って打席に入った。「体が反応した」とワンボールからの2球目のストレートをコースに逆らわず振りぬくと打球は左翼方向に伸び外野手の頭を越え3塁から森脇がホームを踏み4‐3と勝ち越した。
2022年7月30日・津田恒実メモリアルスタジアム。安達は、勝てば全国クラブ選手権大会出場となる中国・四国代表決定戦の先発マウンドを任された。しかし、結果は3回4失点(自責点2)。チームも10対5で敗れ悲願達成はならかった。この日は、3‐3の同点で迎えた7回から3番手として登板。1点も許されない場面で9番から始まる相手打線を3者連続三振に仕留める。安達の投球に勢いを得たのか直後に1点を挙げMJG島根は4₋3と勝ち越しに成功。思うような投球ができない試合が続いていたが、この日はストレートを中心に組み立て4奪三振。最終回ヒット2本で二死1塁・3塁とヒヤリとさせたが最後の打者を遊ゴロに仕留めゲームセット。274日ぶりのマウンドで真価を発揮し、初の勝利投手となった。
MJG島根の新しいチームバスが、クラブパートナーの三菱ふそうトラック・バス株式会社中国ふそう島根支社(松江市)の支援により24日納車された(写真)。5年間走り続けた1号車の後継として遠征に活用される。白の車体に勝利を目指す決意をイメージしたゴールドのラインをアクセントにチームロゴを配した。29日に開幕するJABAス徳山(スポニチ)大会(MJG島根は1回戦で宮崎福祉医療カレッジと対戦)から運行を開始する。
MJG島根‐広島鯉城クラブ MJG島根は4回表、5番今福が左翼に2打席連続となる2ランHR
10‐4とリードを広げる。 写真:HRを放った今福
【評】
4月9日、MJG島根は、カーター球場(広島・三次市)で広島鯉城クラブと対戦し13‐6で勝利した。点を取っては取られる悪循環。MJG島根は4‐4で迎えた4回表、2本のホームランを含む4安打、打者一巡の猛攻で6点を挙げ10‐4とすると、その後も攻撃の手を緩めず6回、8回に追加点を挙げ逃げ切った。好調な打線はホームラン4本(今福2本、日向、神田各1本)を含む15安打。一方、広島鯉城クラブも9安打6得点。MJG投手陣は3人(安達、三角、伊本)の継投で広島の攻撃を凌いだ。
3回表 二死1塁・2塁で左翼にスリーラン①本目
4回表 二死1塁で左翼にツーラン②本目(2打席連続)
今福のバットが止まらない。前の試合(対岡山大:3月19日)で初本塁打を含む2安打と打撃をアピールしたルーキーが、2打席連続本塁打を含む4打数4安打5打点の大暴れ。「打順が5番に上がったので積極的に行きました」と2打席目の初球のストレートをしっかりととらえ左翼に1本目(スリーラン)。2本目はツーボールから強振。レフトフライかと思われたが風に乗りフェンスオーバーのツーラン。3打席連続の期待が高まった4打席目は死球で出塁し、最終打席は本塁打こそ生まれなかったものの左前に鋭く弾き返した。「信じられない」と首をひねった三原総監督だが、MJG打線に「頼もしい核」ができたのは間違いない。
MJG島根‐広島鯉城クラブ 4回表二死から3番・神田が右翼へソロホームラン
「バットの先だったので、フェンスに当たるかなと…」神田の右翼への一発でMJG島根は8‐4とリードを広げた。しかし、「サインミスがあったので…」と神田の表情は冴えなかった。初球、三塁走者の三原(良)がスタートを切ったが神田は中途半端なバントの構えから見送り(判定は空振りストライク)、三原が三本間で挟まれタッチアウト。その後3‐2のフルカウントから一発が飛び出しミスを帳消しにした。
8回表、先頭の1番日向がこの試合チーム4本目となる本塁打を右翼に放った。「変化球中心の配球だったので狙っていました」と2球目のスライダーを叩いた打球は右翼方向へ一直線。「打った瞬間入ると思いました」手応え十分の一発だった。
試合後のミーティングの様子 三原総監督(写真上)
「バントミスに走塁ミス。判断が鈍いし声も出ていない。チームとして一体感がない。ちゃんとやれ」スタンドから注視した選手の動きに納得がいかなかったようで、試合後選手を前に大声で一気にまくしたてた。点を取っても取り返される。攻守にミスが目立つ。本塁打4本と派手に攻めたが、それを除けば広島鯉城クラブとの数字はほぼ互角。4回表の6点がなければ結果は違ったかもしれない。「全国大会(クラブ選手権)出場は茨の道。結果だけにとらわれず一つ一つのプレーを大事にしてほしい」と三原総監督。MJG島根よ「勝って兜の緒を締めよ」だ。
MJG島根と共に戦ってきたチームバスは、この日がラストラン。5年間走り続けたバスに、選手も勝利をプレゼントし運行に感謝した。今月29日に開幕するJABA徳山(スポニチ)大会からは、新しいバスが運行を始める。
MJG通信第2号
3月19日にマスカットスタジアムで開催された第26回社会人・大学対抗野球大会の特集です