【MJG島根‐広島ベースボールクラブ】 敗戦し、引き上げるMJG島根の選手たち
【評】
今季の目標に掲げた全日本クラブ選手権大会出場の夢は、初戦でついえた。1回と2回、犠飛と押し出しでやすやすと2点を献上。悪い流れを断ち切れず7回に4点を失い万事休す。負けられない一戦でMJG島根は、攻守に精彩を欠き完封負けを喫した。
「勝ちに不思議の勝ちあり。負けに不思議の負けなし。」は、プロ野球の故野村克也さんの名言。広島ベースボールクラブとの一戦、MJG島根は負けるべくして負けた。先発投手の乱調で序盤に2失点。追う展開に攻撃陣は、3回までに出した走者は死球の一人。1回が8球、2回が6球、3回が17球と、早打ちで凡打を重ね相手投手を調子づかせ流れを渡してしまった。「いつでも打てる。負けるはずがない」チームに慢心はなかったか。6回終了時点でスコアは0‐2。次の1点がどちらに入るかが重要と思われた7回表、MJG島根は二死から8番大濵がバントヒットで出塁。続く9番森脇の3‐2からの7球目は左肩に当たりチャンスが広がったかに思えたが球審の判定はストライクで見逃し三振。その裏、4安打と2四球で一挙4点を奪われた。最終回、3安打で二死満塁と攻め立てたが得点できず0‐6の完敗。相手を上回る8安打を放ちながらも「ひっくり返す勢いがチームになかった」と梶谷ヘッドコーチ。負けられない試合で、攻守にいいとろこなく敗れたMJG島根。チームの立て直しが急がれる。
【MJG島根‐広島ベースボールクラブ】 6回表二死1塁 9番森脇 フルカウントからの7球目が左肩に当たるが判定はストライク(見逃し三振)。