MJG島根-岡山大学 MJG島根は2回裏、二死1・2塁から9番大濱の左前適時打で1点を追加し2‐0 塁上で笑顔の大濱(左)と一塁コーチャーの三原(耕)(右)
併殺打の間に1点を先制した後、7番今福の中安打、8番森脇の四球でチャンスが広がった。打席は9番大濱。「初球のストレートを逆方向に」。イメージ通りのバッティングで、今福を本塁に迎え入れた。二死からの好機を得点につなげた価値ある一打だった。
【評】3月19日、MJG島根は、マスカットスタジアム(岡山・倉敷)で開かれた第26回社会人・大学対抗野球大会に出場。岡山大学と対戦し5‐1で勝利した(7イニング制)。MJG島根は、2回裏、4番DH佐藤、5番三島の連打で無死1塁・3塁から6番三原(耕)の遊ゴロ(併殺打)の間に、佐藤がホームを踏み先制。その後、安打と四球で1塁・2塁とし、9番大濱の左前適時打で2‐0とした。打線好調のMJG島根は、三回にも二塁打3本で2点を追加。6回には7番今福の大会第1号となる左越本塁打で5対0とし岡山大学を最終回の1点に押さえた。大会は、1998年に始まり、今年は社会人(企業・クラブ)5チーム、大学5チームが参加した。
今シーズンからチームの主将を務める。「攻守ともに予想以上の仕上がり。雰囲気は、ここ数年で最高です」と声を弾ませた。選手間のコミュニケーションを重視している。「打者は相手投手の癖を伝えあったり、大濱(左翼)の好捕は、日向(中堅)が守備位置を指示していました」と手応えを感じたよう。全国大会出場を目指し、常に優しく時に厳しくチームを引っ張っていく。
試合後、スタンドに挨拶するMJG島根の選手たち 写真右が三原耕平主将
森脇(捕手)が、自慢の強肩で2度盗塁を阻止した。「肩の調子が良かった」と、1回は二死1塁、5回は1死1塁の場面、いずれも正確なコントロールで余裕を持ってアウトにし,足でかき回しミスを誘おうとした岡山大学の意図をくじいた。
【写真上】二度の盗塁を阻止した森脇 【写真下】 1回表 森脇からの送球を受け走者を待ち構える遊撃手・三原(良)
先発マウンドに立ったのは伊本。12日の試合に続き、この試合も3イニングを投げた。「変化球が思い通りに投げられた」と伊本。2試合(計6イニング)を投げ自責点は0。「最低限の仕事は出来ました」と胸を張った。
MJG島根対岡山大学 先発し3回無失点の好投を見せた伊本
伊本、三角に続き三番手として登板した安達。今季初登板で五回は3人で片付け「完封リレー」の期待が高まったが、3安打1失点。「真ん中にいってしまった。反省しないといけない」と悔やんだ。
MJG島根‐岡山大学 【写真上】今季初登板の安達 【写真下】7回表 失点しマウンドに戻る安達(左)捕手・森脇(右)