MJG島根対吉備国際大 6回表MJG無死1塁、佐藤の左越本塁打で同点(4‐4)に追いつく
“仕留めた“「打ったのはチェンジアップ。ストレート狙いでしたがうまく打てました(佐藤)」
【評】
3月12日、MJG島根‐吉備国際大学が、島根総合運動公園野球場で行われた。今季初実戦。MJG島根は、2‐4とリードされた6回表、4番・佐藤の左越2点本塁打で同点に追いついた。佐藤は、続く7回にも、右中間に適時二塁打を放ち6‐4と勝越しに成功。しかし、直後に同点とされ6‐6で引き分けた。吉備国際大学OBの三原(良)が2安打2打点、日向が3度出塁し2盗塁と活躍。初登板の三角、大濱もまずまずの投球を見せた。
【初の硬式「実戦積めばやれる」(三角)】
MJG島根対吉備国際大学 先発マウンドを任された力投する三角
半年ぶりの実戦、しかも初めて握る硬式ボール。6安打を許したが、与四死球は0。テンポよく投げ込み、試行錯誤しながら3回3失点(自責点2)でまとめた。「出来は50点。森脇さん(捕手)の要求通りに投げられなかった」と振り返った。硬式(ボール)に対する違和感もなくなった。「あとは実戦を積むだけ」今後に期待を抱かせる初登板だった。
【イメージ通りの投球はできた(大濱)】
MJG島根対吉備国際大学 2番手としてマウンドに上がった大濱
165㎝の左腕・大濱も初マウンドを踏んだ。三角の後を受け、4回から登板。7回途中まで投げ被安打は0。与四死球5と制球に苦しんだが1失点(自責点0)の内容に「イメージ通りの投球はできました」と笑顔で話した。チェンジアップを効果的に使い、芯に当てさせない投球が光ったが、「制球力とランナーが出てからのピッチングが…」と課題も見つかった。右翼でも出場し、1安打1盗塁と躍動。初実戦で存在感をアピールした。
【「こげにやーとわ…」(今福)】
MJG島根対吉備国際大 3塁手として堅守を見せた今福
「さあー守るぞ」3塁から大きな声が何度も響いた。大卒ルーキー今福の溌剌としたプレーに「こげにやーとは思わだったわ」と佐藤副代表も感心しきり。2打席目に初安打を放つと、7度の守備機会を1失策と堅い守りでチームを盛り立てた。卒業式を前に島根入りした今福。「太りました」とユニホームはパツパツで、醸し出す雰囲気は、はやくもベテランの佇まい。愛知県からのIターン選手は、チーム躍進のために奮闘を誓った。